今回は、自動売買EAについて書いていきますね!
自動売買EAとは?
自動売買EA(Expert Advisor)は、外国為替市場(FX)や株式市場などで利用される取引システムの一種です。
EAはプログラム化されたトレードルールに基づいて、取引を自動的に実行するソフトウェアのことを示します。
MT4という売買プラットフォーム上で動くプログラムとなっております。
通常、FXで深夜に米ドル/円を取引したい場合、どんなに眠くてもその時間に取引画面を開いて注文ボタンを押さなければなりません。しかし、自動売買を利用すれば自分が寝ている間でも機械が自動で取引をしてくれます。
売買を自分の判断のもと手動で行うのが裁量取引です。裁量取引は臨機応変な取引ができるメリットがある一方で、取引経験や感情の影響を強く受けるデメリットがあります。特に初心者の場合は売買するポイントの判断が難しく、大きな損失を被る可能性があるでしょう。
一方、自動売買ではあらかじめ設定しておいたルールに従って自動的に売買を行うため、売買が感情に左右される心配はありません。売買のロジックがシステムに組み込まれているため、専門的な知識を持っていなくても取引できます。
EAを使用するメリット
次に、FX自動売買を利用する3つのメリットを解説します。
寝ている間や仕事中もチャンスを逃さず取引が可能
自動売買ツールはあらかじめ設定した内容に従って自動的に売買を行うため、自分が寝ている間や仕事中でも
チャンスを逃さず取引が可能です。
24時間市場が動いており利益を得るチャンスも多いのがFXの魅力。
しかし、ずっと取引画面に張り付いているのは難しいでしょう。
自動売買ツールを使えば設定に従って自動的に売買を実行してくれるため、24時間チャンスを逃さず取引できます。
感情に惑わされず取引ができる
自動売買ツールは機械が自動的に売買を行うため、感情に惑わされずに取引できます。
裁量取引では、感情に左右されて売買のタイミングに迷う場面が多々あります。
FXに限らず、投資では利益が出ているときは欲が出てしまい、損失が出ているときはより大きな損失を
恐れるもの。感情をコントロールしながら冷静な取引をするにはある程度の経験や訓練が必要です。
一方、自動売買ツールでは機械的に売買を実行するため、取引に感情が入り込む余地はありません。
値動きに惑わされて判断を誤るリスクも少なくできるでしょう。
EAは、あらかじめ設定されたルールや条件に基づいて、市場の動きを分析し、自動的に取引を行います。
これにより、人間のトレーダーの感情や判断に左右されることなく、機械的かつ一貫したトレードが可能に
なります。
専門知識や経験が不十分でもOK
自動売買ツールを利用した取引は、FXに関する専門知識や経験が不足していても利益を得やすいのが
メリットです。
一般的なFXの取引では専門的な知識や経験が必要とされます。
たとえば経済や社会情勢などの情報から値動きを予測するファンダメンタル分析や、過去の値動きから
将来の価格を予測するテクニカル分析などを身につけなければなりません。
自動売買ツールでは、何が起きたらどのように売買するといった戦略があらかじめ組み込まれているものも
あるため、自分の知識や経験が不足していても戦略的な取引が可能です。
FXの自動売買で取引するデメリット
続いて、FX自動売買を利用するデメリットを3つ解説します。
相場の急激な変動には対応が難しい
自動売買ツールは便利ではあるものの万能ではないため、相場の急激な変動には対応できない可能性があります。
どのような局面でも最適な取引を行い、常に利益を出し続けられるプログラムは存在しません。
たとえば、細かな値動きに強いツールを利用しているなかで、何らかの理由で相場が急激に変動したとしましょう。
このような場合、設定していた値動きの範囲を超えてしまい、システムが相場の動きに対応できなくなるケースも
珍しくありません。
影響力が大きな企業の業績情報や、金融政策に関するニュースが発表されると、わずか数十秒で大きく相場が
動くこともあります。このような突発的で予測不能な値動きは、自動売買ツールであっても対応するのは困難です。
なるべく失敗を避けたい場合には自動売買に任せきりにせず、自分自身でも定期的な情報収集や口座状況の
チェックをしておきましょう。
設定が難しい自動売買システムがある
自動売買ツールのなかには、設定が難しいものもあります。
特にMT4(メタトレーダー4)は高い汎用性とカスタマイズ性が人気で、世界中のトレーダーが利用していますが
設定が難しいことでも有名です。
あまりの設定の難しさに導入を断念してしまう人もいるほど。
いかに高性能な自動売買ツールであっても、設定すらできなければ使いこなせない可能性が高いため、
最初のうちは設定や操作がしやすいツールを選びましょう。
コストが高いぶん利益が少なくなる場合も
裁量取引と比べると、自動売買はコストが高くなりやすい傾向があります。
FXの取引では買値と売値の差であるスプレッドと呼ばれる手数料がかかりますが、FX会社が提供している
自動売買ツールは、スプレッドにさらに上乗せで手数料がかかる場合が多いのが特徴です。
反対に取引手数料が無料でもスプレッドの幅を広くしているケースもあり、いずれにせよ取引コストが
高くなる傾向があります。
取引1回あたりの手数料は微々たるものですが、取引回数が増えるとトータルコストが高くなる可能性が
あるので注意しましょう。
まとめ
EAのメリットとデメリットを書いてきました。
EAを稼働するときは、経済指標発表があるときは停止することや利益が出たら出金または資金移動を行い
資産をコントロールすることが重要です。
如何だったでしょうか。
EAと上手く付き合うことで資産を増やしていくことも可能です。
是非、EAを手に入れて運用してみてください。
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